道端などでも見かける可愛い赤紫の小花を咲かせるこの植物。
沖縄では「シビラン」と呼ばれ、昔から食べる薬草として親しまれてきた、れっきとしたお野菜です。
栄養が豊富で昔から食べると身体が頑丈になるという意味からガンジューナー(頑丈菜)と呼ばれています。
宮古島では人参もどき、とも呼ばれているようです。
日持ちも良く、水に挿すと根っこが生えてきます。
それを植えるとプランターなどでも簡単に増やす事ができます。
ガンジューナーご自身もガンジュー!なんですね。
シビランは南米原産のスベリヒユ科の植物で学名はタリヌム・フルティコスム。
西アフリカ、東南アジア、アメリカ大陸でも栽培されているお野菜です。
別名アフリカほうれん草、ブラジルほうれん草、セイロンほうれん草、フロリダほうれん草などとも呼ばれ、
ビタミン・ミネラル・食物繊維を多く含み、栄養豊富です。
なるほど、◯◯ほうれん草と名がつく訳ですね。
スーパーなどではなかなかお目にかかることのないお野菜ですが、
道の駅などで手に入れる事ができますので、日常の食卓にも取り入れて頂きたいお野菜です。
調理法としては生でも食べられますが、シュウ酸も含みますのでサッと茹でると良いでしょう。
えぐみやクセも殆どなくシャキシャキとした歯ざわりですので、調理法は選びませんが、
お浸しや和え物にするととても美味しくお召し上がり頂けます。
今回は私は趣向をかえて、茹でた後のシビランの鮮やかなグリーンを活かしたかったので、
いつものグリーンカレーをベースに、ペーストにしたシビランを加え、
ガンジュー・グリーンカレー(勝手にネーミング)にしました。
奇跡的に色もお味も、イメージ通りの出来になりました!!
お勧めできます。よろしければお試しになって見てくださいね。