野菜ソムリエプロ大友美幸の「ンスナバーンブシー」

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ベジコラボへご訪問いただき、ありがとうございます。
野菜ソムリエプロの大友美幸です。

本日は大好きな沖縄料理のひとつ「ンスナバーンブシー」をご紹介します。

本土の方は「ンスナバーンブシー」と聞いても、「???」「はて?」「なんのこと??」といった感じでしょうが、これは立派な琉球料理のひとつ。
「ンスナバー」は沖縄の方言で、和名ではフダンソウ。
アカザ科フダンソウ属の葉野菜です。

先月紹介しましたシマナーと同じく、島野菜のひとつで、沖縄では古くから親しまれている伝統的な野菜です。
秋から春先にかけて出回るので、時期的にはそろそろ終わりですが、大好きなので見つけるとついつい家に連れて帰ってきてしまいます。
えぐみが強いので、料理を作るときの下ごしらえとして、しっかり茹でて水にさらさなければなりません。
ンブシーの他、白和えにしたり、酢味噌で和えたりしますが、我が家では、島豆腐とンスナバーの味噌汁もよく作りますよ。

『ンスナバーンブシー』

材料は、ンスナバー・島豆腐・茹でた三枚肉。
味付けは、味噌です。

ンスナバーを茹でてから食べやすい大きさに切ります。
三枚肉を短冊に切って香ばしい焼き色がつくまで焼いたら、ンスナバーを加えて炒め合わせ、出汁(我が家はカツオ出汁)と味噌を加えて、手でちぎった島豆腐も加えて煮込みます。

ンスナバーが柔らかくなって、煮汁がいい感じに減ったら出来上がりです。
しっとりしてるほうが美味しいので、ほどほどに煮汁を残すのがポイント。
しっかり味が付くので、ごはんとよく合います。

「ンブシー」は豚肉と島豆腐と季節野菜を炒めて、味噌味で煮込んだ料理をいいますが、ンスナバーの他、ナーベラー(ヘチマ)やゴーヤーをンブシーにするのも美味しいです。

栄養たっぷりのンスナバー、ぜひ多くの方に召し上がっていただきたいです。

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