野菜ソムリエプロ野原長乃の「沖縄産そら豆とうまーみー」

5年ほど前から小麦、大豆の代替えに冷凍のそら豆を使って味噌や豆板醤を作っています。
野菜ソムリエとなり、沖縄在来そら豆(とうまーみー)が読谷村にあると知りました。

『御膳本草』
食医学の本で首里の名医、渡嘉敷親雲上通寛(とかしきぺーちんつうかん)が著作された貴重な本の中にそら豆のことが書かれていました。

沖縄では「タウマメ」と稱る(となえる)。「ソラマメ」の事である。気味は甘、渋、温、毒はない。中を補ひ、気益し、陰精をせめとどめ、腸をつよくする。此もの皮が厚い宜しく皮を去って食ふべしである。然らざる時は脾を苦しましめる。
と書かれています。

現在では、うす皮には多量のポリフェノールが含まれており、高い抗酸化作用を持つことが分かっており、貧血予防や疲労回復、代謝アップ、老化防止、糖尿病予防、抗がん作用をはじめ、健康だけでなく美容面の効果も期待されています。

今回、子ども食堂用にと少し分けていただき、今が旬のじゃがいも、たまねぎ、にんじんと一緒に子どもたちが大好きなポテトサラダにしました。
調理する際はしっかりゆでる、炒めるなどして是非うす皮ごと食べていただきたいです。
卵アレルギーのない子にはゆで卵をプラスしました。

<作り方>
1.じゃがいもを塩を入れたお湯(目安は水1ℓに塩大さじ1程度)で茹で始めます。
2.竹串を刺して火が通ったらそら豆の側面に包丁で切り込みを入れ、5㎜角に切った人参を加えて茹でます。
3.たまねぎはみじん切りにして水にさらすか、たまねぎにアレルギー反応する方はお湯をかけておきます。
4.すべてをマヨネーズで和えて出来上がりです。

卵不使用のマヨネーズを使っています。
マヨネーズがダメな方は塩こしょうやスパイス塩でもOKです。
見かけたら是非手に取ってみてくださいね。

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