ベジコラボOkinawaのメンバーブログへようこそ!
代表の野菜ソムリエ上級プロ堀基子です。
メンバーが3日おきにフレッシュな情報をお届けする、このメンバーブログを通じて、一人一人の得意分野や個性を知っていただけたらと存じます。
寒緋桜も咲き競い、プロ野球のキャンプなどもあって、沖縄を訪れる方が意外と多いこの季節。
仕事の関係者や野菜ソムリエ仲間、友人や知人などから、「沖縄でおすすめのお店は?」とよく質問されます。
そんなとき、私が「絶対に行ってみて!」とイチ推しするのが、沖縄第一ホテルの琉球薬膳朝食です。
沖縄第一ホテルは創業70年を超える老舗で、筑紫哲也さん、永六輔さんなど数多くの文化人に愛されてきました。
現在は、私が中級の野菜ソムリエプロを取得した際、一緒に猛勉強した大切な仲間である野菜ソムリエプロの渡辺克江さんが二代目女将を務め、全国から訪れるお客様へ毎朝、沖縄の食材や調理法について解説しています。
かつてはアメリカン・スタイルのブレックファーストを提供していましたが、克江さんのお母様で創業者の島袋芳子さんが「世界中、同じ朝食ではつまらない。沖縄のホテルなのだから、沖縄らしい朝食を」と、琉球薬膳朝食を考案しました。
自分が幼い頃、祖母が愛情こめて作ってくれた手料理の味を思い出しながら、一品一品試作を重ねたのだそうです。
「この朝食は、決して豪華なグルメメニューではありません。苦いものは苦く。甘いものは甘く。昔ながらの沖縄の食材が持つ味わいを、ありのままお楽しみいただきたい」と語る克江さんは、琉球薬膳朝食を理論的に解説し、その魅力を伝えるため、野菜ソムリエプロに加え、国際中医薬膳師の資格も取得しました。
「石垣島から取り寄せたオオタニワタリは、新芽だけを炒め物に。ハンダマやナーベーラーは、さっと湯通しして酢を添えて。青パパイヤは島こしょうとも呼ばれるピパーツの風味を効かせて炒めました」と、それぞれの料理を分かりやすく解説してくれる克江さん。
フリーアナウンサーとしても活躍しているだけあって、その声がなんとも耳に心地よいのも、この朝食の魅力です。
手作りのゆし豆腐に豆乳、搾りたてのゴーヤーやシークヮーサーのジュース。
国産小麦に紅芋を練り込んだ焼きたてのパンには、沖縄黒糖と黒ごまのジャムを添えて。
食後には季節の沖縄産フルーツも。
50品目以上の食材を使った20品以上の料理が、やちむん、琉球ガラス、琉球漆器など沖縄らしい器に盛られ、所狭しと賑やかに食卓に並び、訪れる人を五感で楽しませてくれる滋味豊かな琉球薬膳朝食。
これで合計585キロカロリーというのですから、そのヘルシーさに驚きます。
様々な沖縄野菜の栄養価や効能についても教えてくれる克江さんの一番のお気に入りは、長命草なのだとか。
「沖縄本島ではサクナの名で知られ、古くから咳止めなどに用いられてきた薬草で、野性的な風味が大好きなんです。千切りにして、ごま、かつおぶし、しょうゆをかけるのが、シンプルで美味ですね。ホテルの敷地内でも栽培していますよ」とにっこり。
舌の肥えた仕事仲間、全国各地の野菜ソムリエ仲間、美味しいものに目がない友人や知人などが沖縄を訪れた際、この沖縄第一ホテルの琉球薬膳朝食を紹介すると、誰もが口を揃えて喝采します。
沖縄第一ホテルの琉球薬膳朝食は完全予約制ですので、必ず電話で予約してくださいませね!
沖縄第一ホテル
沖縄県那覇市牧志1-1-12
TEL 098-867-3116
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
次回もまたどうぞお楽しみに!

