野菜ソムリエプロ當間好乃の「摘果された青マンゴーの魅力」

グリーンマンゴーとも言われる未熟な青マンゴー。沖縄では季節になるとマンゴー農家さんが丹精込めて育てたマンゴーが全国へ向けて多く出荷されますが、その美味しく立派なマンゴーを育てるために、摘果という作業が行われます。土作りから丁寧に育てられたマンゴーは、摘果マンゴー(青マンゴー)とはいえ、もったいないほど立派です。
今回は、宜野座村にある仲間農園さんの美しい青マンゴーを、酵素シロップ作りに使わせていただきました。酵素シロップは日頃の料理やスイーツに甘味料として使えますし、漬けておいた果肉は取り出してミキサーにかけるだけで非加熱の美味しい酵素ジャムになります。
東南アジアでは青マンゴーは日常的に生で食されています。生で食べると強い酸味がありますが、えぐみはありません。ビタミンCも完熟のマンゴーより多く含まれていますので、加熱しない、酸味を生かしたソースやドレッシング、サラダがオススメです。
私は玉ねぎ、酵素シロップ(オリゴ糖シロップでも)、オリーブオイル、ハーブソルトと一緒にミキサーにかけて、ローストビーフのソースにしました。
また、シロップ煮にしても酸味がしっかり効いているので、これからの暑い季節にはスッキリとした良いデザートになります。
最近の私のお気に入りは、皮をむいて細切りにした青マンゴーを、塩、きび糖、コチュジャン、ごま油で和えたものです。意外とクセになる味ですよ。
農家さんが丁寧に育てた青マンゴー、ぜひお試しになってみてはいかがでしょうか。

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