野菜ソムリエプロ野原長乃の「沖縄の行事に欠かせないカマボコのアレンジに挑戦」

こんにちは。
野菜ソムリエプロ&食物アレルギー対応食アドバイザーの野原長乃です。
2024年もベジコラボを宜しくお願い致します。

沖縄では、おめでたい席やお正月など、おもてなし料理の前菜やおつまみ入れに相当する容器(東道盆)に盛り付けられている料理(代表的な花イカ・肉のごぼう巻・肉カマボコ(シシカマボコ)・田芋のから揚げ・天ぷら・ミヌダル・カマボコ)があります。
優雅な器、盛り付けられる料理の豊富さは、王朝時代の華やかさが偲ばれます。

その中のひとつ「カマボコ」、そのカマボコは魚のすり身で作られています。
魚介類に食物アレルギーのある私はそのままでは食べることができません。
カマボコの材料の中のひとつ、卵白も食物アレルギーのため使用できません。
今年は沖縄行事に欠かせないカマボコのアレンジに挑戦しました。

沖縄のカマボコには、「紅白カマボコ」「カステラかまぼこ」、魚のすり身にからし菜の青汁を入れた香りのよい緑色の美しい「からし菜入りカマボコ」、豚肉のひき肉と魚のすり身を混ぜ合わせた少し手の込んだ、沖縄では最上のカマボコとされる「肉(しし)カマボコ」があります。
行事によって使うカマボコは変わりますが、料理の彩に使えるように作ってみました。

【材料】
からし菜の葉先40g
鶏ささみ(2切れ)75g 筋は取り除いてください。
塩1g
きび糖小さじ1/2
みりん小さじ1/2
豆腐のしぼり汁小さじ2
片栗粉小さじ1

【作り方】
1.からし菜の葉先、鶏ささみをそれぞれ細かく刻みます。
2.すり鉢に①を入れ、すりこ木で粘りが出るまですりつぶします。
3.②に塩、きび糖、みりん、豆腐のしぼり汁、片栗粉を順に入れてすりまぜ、適当な堅さにととのえます。
4.まな板にラップを敷き、③を叩きつけて身をしめて、カマボコ型に形をととのえます。
5.湯気の上がった蒸し器で30分蒸します。

水分が多い場合は片栗粉を、堅ければ豆腐のしぼり汁、または水で調整してください。
粗熱が取れてから切り分け、盛り付けてください。
今回は卵白の代わりに豆腐のしぼり汁を使いました。
大豆アレルギーの方はご遠慮ください。

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