野菜ソムリエプロ野原長乃の「カラベジ収穫祭のニンジンの活用法」

こんにちは。
野菜ソムリエプロ、食物アレルギー対応食アドバイザーの野原長乃です。

先日、八重瀬町にてニンジン、タマネギを収穫して持ち帰っていただくカラベジ収穫祭を開催しました。
参加者と共に袋いっぱいのニンジンを収穫。
この時、参加者から「収穫って楽しくてついついこんなにたくさんのニンジンを収穫したけど、簡単にすぐ調理できるレシピってありませんか?」と質問されました。
こんな経験をした方は多いと思います。
今回はカラベジ収穫祭の収穫したニンジンを使って簡単に作れるニンジンサラダとポタージュスープをご紹介します。

ニンジンはセリ科のお野菜で、原産国はアフガニスタン。
βカロテンを豊富に含み、体内に入るとビタミンAに変化して目の健康を保ったり、のどや気管支の粘膜の機能を高めたり、皮膚の上皮組織を正常に保つ働きがあります。

しかし、一部の食物アレルギーを持つ方には食べ方を間違えると余計に粘膜を傷付けてしまう場合があります。
私の場合、生サラダやジュースで食したときに、ニンジンやリンゴに含まれる酵素で、のどのかゆみやイガイガが長らく続き、食道から胃にかけての粘膜がただれ、治療に半年かかったこともあります。
熱を通せば食べられますが、今回はニンジンの表面に酵素の働きを少し抑えるため、50℃洗いという方法を使い、オイルでコーテイングしました。

【ニンジンサラダ】(2人分)

・材料
ニンジン 1本
リンゴ  1/2個 
クコの実 適量(なければ入れなくても)
ドレッシング(*材料は以下) 大さじ3~4

*ドレッシング 
リンゴ酢50ml
エキストラバージンオリーブオイル150ml
塩(粟国の塩)小さじ1
コショウ 少々
パセリ(みじん切り) 3本
島ニンニク(すりおろし) 1/2~1かけ
リンゴのしぼり汁
てんさい糖 小さじ1(蜜入りリンゴの場合は入れなくてもOK)

・作り方
1.ニンジン、リンゴは千切りにして(しりしりー器使ってもOK)ニンジンは50℃のお湯(沸騰したお湯500mlに水500mlを加えたもの)に1分ほどさらし、ザルにあげて水気をきり、リンゴは水分をギュッとしぼり、しぼった汁は取って置きます。
2.ドレッシングを作ります。
3.1にクコの実を加え、2を加えて1時間ほど味をなじませれば出来上がりです。

前日に作り置きすれば朝食で、又はサンドイッチの具にもなります。
※作り方1で、50℃のお湯にニンジンをさらすのは、ニンジンの酵素でのどがかゆくなったり、むせたりとアレルギー反応を起こす方の対処方法のひとつです(食物アレルギーを持つすべての人ではありません)。

【ニンジンポタージュ】(2人分)

・材料
ニンジン 2本
玉ねぎ  1/2個
島ニンニク1かけ
パセリ  3本
エキストラバージンオリーブオイル 小さじ1 

こしょう

・作り方
1.ニンジン、タマネギは粗みじん切り、パセリと島ニンニクはみじん切ります。
2.鍋に島ニンニク、パセリを入れ、エキストラバージンオリーブオイルを入れ、火にかけます。
3.香りがしたらタマネギ、ニンジンを入れ、全体に油でまわったら水をひたひたに入れ、沸騰したら弱火にします。
4.材料に火が通ったら塩、こしょうで味付けし、ブレンダー、またはミキサーにかけて(ある程度野菜のかたちが残る程度)出来上がり。

ブレンダーやミキサーにかける前に冷凍しておくこともできます。
たくさん作って冷凍保存もおすすめです。

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