野菜ソムリエプロ齋藤珠美の「おいしさのサインを見逃すな!キーツマンゴー」

アーウィン種のマンゴーが終わると、緑色をしたキーツマンゴーの登場です。

収穫後の果実は硬くてすぐ食べることはできないため、一定期間追熟が必要なマンゴーです。

収穫時期は短く8月上旬から9月上旬頃まで。

通常のマンゴーより2倍の大きさでずっしりと重く、この写真のマンゴーで950g~1kgあり、中には1㎏超えの大玉も!

アーウィン種とは違い10日~2週間ほど常温で追熟させる必要があり、追熟しても赤くならず外見に大きな変化がないのでその判断は難しいかもしれません。

商品には食べ頃時期が記載されているのも多いので、その日にちを参考にマンゴーの熟度を観察してみてください。

見極めはキーツマンゴーから3つのサインがありますよ。

①果皮の白い粉(ブルーム)が次第に消え、徐々にツヤが出てしっとりしてくる。

②果実全体が柔らかくなりマンゴーの甘い香りがしてくる。(果実を持つと全体的に柔らかさを感じる)

③果皮が黄色みを帯びてくる。

上記のサインが出たら冷蔵庫で冷やしてお召し上がりください。

果肉は濃いオレンジ色で繊維質も少なく、濃厚な甘味はねっとりと溶ける美味しさ。
アーウィン種より酸味を感じるためかさっぱりとした後味です。

ひと口サイズにカットした果肉をグラスに入れるだけでおしゃれに決まるグラススイーツにしてみました。
薄く切った果肉をクルクル巻いて、ワンポイントに飾れば完成です。

温度・湿度・風通しなど追熟環境はそれぞれの家庭で違うので、食べ頃日数の表示だけを目安にせず、マンゴーの様子を見ながら食べ頃を待つのも楽しみのひとつかなと思います。

もう少し味わえる大玉のキーツマンゴー、美味しいタイミングを見極めてぜひ食べてみてください。

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