ベジコラボOkinawaのメンバーブログへようこそ!
代表の野菜ソムリエ上級プロ堀基子です。
メンバーが3日おきにフレッシュな情報をお届けする、このメンバーブログを通じて、一人一人の得意分野や個性を知っていただけたらと存じます。
皆様、今年のGWはいかがお過ごしでしたか?
私はこのGW中に、ローショコラティエ協会を創立した安藤千英さんにお声かけいただき、朝ドラで話題の沖縄本島北部やんばるでカカオを栽培している圃場へ、一緒に見学に行きました。
OKINAWA CACAO代表の川合さんは、赤道を挟んで南北20度以内のカカオベルトと呼ばれる栽培適地を外れた北緯26度の沖縄で、カカオ生産に挑戦しているのです。
ます訪れたのは、このGWにプレオープンしたばかりの、大宜見村は田嘉里の集落にあるOKINAWA CACAOさんの素敵なたたずまいの新工房&カフェ。
地元の食材を生かしたチョコレートづくりに取り組むOKINAWA CACAOさんの自社農場は、そのすぐそばにありました。
ハウスの中でのびのびと育つカカオの木には、赤、黄、緑と色とりどりの実が。
熟すにしたがって、実の色が緑から黄色、オレンジ色、赤褐色へと色づくのだそうです。
「カカオは木の幹に直接、花をつけ、実をつける、幹生果なんですよ」と案内してくれた川合さん。
その様子はイチジクの木を想像すると分かりやすいかもしれません。
ハウスの中で他花受粉し、実をつけるカカオの木。
木の幹に咲く愛らしい花が大きな実に育つまで、しっかり観察してみたくなりました。
「ここの木はベトナムの系統ですね。1本の木から30~50個の実を収穫できます」。
よく見ると、ちょっと形が違う実も。木の種類が異なると実の形も違うのだそうです。
熟した実の中には白い果肉に包まれたカカオ豆が詰まっており、その豆を発酵させ、乾燥させ、焙煎し、ようやくチョコレートの材料となるのだとか。
「今年は5月14日に収穫予定で、2週間かけて発酵・乾燥を進め、早ければ6月頃に沖縄産カカオのチョコレートが完成します」。
現在、店頭に並んでいるチョコレートにはガーナ産などのカカオ豆を使用していますが、将来的にはカカオからチョコレートまで一貫した生産を目指したいとのこと。
次回は、OKINAWA CACAOさんの商品についてご紹介したいと思います。
OKINAWA CACAOホームページ
https://okinawacacao.com
ローショコラティエ協会ホームページ
https://www.rawchocolatier.org