ベジコラボOkinawaのメンバーブログへようこそ!
代表の野菜ソムリエ上級プロ堀基子です。
メンバーが3日おきにフレッシュな情報をお届けする、このメンバーブログを通じて、一人一人の得意分野や個性を知っていただけたらと存じます。
この夏、私はベランダでゴーヤー栽培にチャレンジ中です。
4月末、わかば種苗店さんの沖縄島野菜プレゼントキャンペーンでいただいた昔ながらの沖縄在来のゴーヤーと、わかば種苗店さんが開発した白くて丸いパールゴーヤなどの苗をプランターに植え、大切に育ててきました。
雄花ばかりか咲いていた頃、「早く雌花ちゃんを咲かせてね~」と毎朝いい聞かせながら水やりし、ついに雌花ちゃんを発見した日の嬉しさといったら!
直径1cmほどの可愛い雌花の後ろにのぞく小さな小さなベビーちゃんは、一人前にイボイボのあるゴーヤーの姿をしています。
高層階のわが家には受粉に役立つ虫が飛んでこないため、さっそく雄花を摘んで受粉させ、大きく実るのを待ちました。
沖縄在来のゴーヤーは4つ受粉させましたが、上手くいったのは2個。
パールゴーヤは雌花が2個しか咲かず、受粉が成功したのは1個。
苗の注意書きに「初期に着花した果実は摘果し、草勢を強くしてから着花させます。」とありましたが、そんなの無理無理!
ベランダが南向きで、南風がバーバー(沖縄の表現でビュービューの意)なので、せっかく付いた雌花ちゃんに気付いたときには、すでに花が風で吹き飛ばされていて、受粉させられず、涙を飲んだ朝もあったからです。
摘果したら、もう雌花が付かないんじゃないかと思っちゃいました。
という訳で、ようやく実ったゴーヤーちゃんたちは、その後、すくすくと成長してくれています。
箸置きほどだった沖縄在来のゴーヤーは20cm近くになり、まもなく収穫の日を迎えそうです。
パールゴーヤも7cmほどに育ちました。
沖縄在来のゴーヤーは王道のチャンプルー、パールゴーヤはサラダで楽しみたいと思っています。
今回のプランターでのゴーヤー栽培を通じて痛感したのは、農家さんってホントにスゴイ!ということ。
以前、何度かゴーヤー生産者さんの圃場にお伺いしたことがありますが、美しい色ツヤのゴーヤーを鈴なりに実らせ、形も大きさもそろえて出荷するために、どれほどの手間をかけ、丹精こめているのかを思うと、尊敬の念に堪えません。
この時期、沖縄の直売所やスーパーの青果コーナーでは、見事なゴーヤーが1本100円ほどで販売されていることもあります。
新鮮な野菜が安く入手できるのは本当に嬉しく有難い一方で、もっと農家さんが儲かるべきだよなぁ~と感じます。
野菜ソムリエ上級プロとして、ジュニア青果物ブランディングマイスターとして、こうした問題にもきちんと目を向け、何かのお役に立てたらと思う今日この頃です。
さて、わが家のベランダ菜園では、同じくわかば種苗店さんからいただいたナーベーラー(ヘチマ)と島とうがらしも開花待ち中。
昨年からハマっている青じそは、すでに実紫蘇になりつつも、まだまだ収穫が続いているうえ、昨年のこぼれ種から育った株がスクスクと成長してきました。
以前から育てているミントは、暑さにも負けずいつも元気で、亜熱帯特有の猛暑の昼下がりに、冷たいフレッシュミントティーとなって大活躍してくれています。
お子さんの野菜嫌いでお悩みでしたら、ぜひぜひ夏休みにプランター栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか。
日々愛情をこめて自分の手で育て、収穫する楽しさは、野菜嫌い克服への第一歩になるかもしれませんよ!
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
次回もまたどうぞお楽しみに!