こんにちは。
野菜ソムリエ&食空間コーディネーターの大木綾子です。
皆さまはパクチーはお好きですか?
あの独特な香りと味わい! 別名’カメムシ草’という呼び名があるのもなるほど納得です。
自己アピールが強くて、好みが大きく分かれる野菜の一つだと思います。
私とパクチーとの出会いは今から40年前。タイはバンコクのレストランで、ご当地料理のタイ鍋をオーダーしたら、お鍋からはみ出んばかりの山盛りのパクチーが運ばれてきて驚きました。
初めて食べた時は決して美味しいとは思えませんでしたが、強烈な食材って癖になるんですね。
その後はたまらなく好きになり、今でもパクチー愛は深まるばかり。
パクチーは地中海沿岸原産で、シャンツァイ、コリアンダー、シラントロなど、さまざまな名を持っています。ご存知のようにタイ、ベトナム、インド、また中東、メキシコなど、特にエスニック系の料理に欠かせない香味野菜ですね。
パクチーの魅力は、葉っぱ、茎、根っこ、種まで全て食することができ、それぞれ味、香り、食感が違うので、料理に合わせて使う楽しみがあるということ。
我が家は、新鮮な葉っぱはそのままたっぷりサラダに、またはトッピングにしたり、薬味にしたり。茎や根っこは他の食材と和えて食感を楽しんだり、煮込み料理のアクセントとして使います。
コリアンダーシードはスパイスとしてお肉やお魚料理、ピクルスなどに使っています。
そしてビタミン、ミネラルが豊富に含まれ、抗酸化効果、デトックス効果が期待できるのも魅力のひとつです。
是非、いろいろな食べ方にトライしながら、パクチーの魅力を感じてくださいね。