琉球王朝の交易時代に伝わり在来化したピィパーズにはどのような健康効果があるの?
どのように料理に活用したらいいの?
前回に引き続き沖縄の島胡椒ピィパーズをご紹介します。
ピィパーズには辛み成分のピペリンが豊富に含まれており、エネルギーの代謝を上げる作用や、血管を柔軟化して血圧の正常化に役立つとされています。
また、血流をよくして体温を上昇させる効果や、冷えやむくみの改善にも期待がもてます。
黒胡椒のようなピリッとした辛さとシナモンのような甘い香りが特徴で、粉末は黒胡椒と同じように香辛料として、チャンプルーやステーキなどの肉料理、煮込みなどに。
コーヒーやお茶、お味噌汁を飲む前にひとふりして風味付けにも。
若葉は刻んで炊き上がったジューシー(沖縄風炊き込みご飯)や、天ぷらもおいしいです。
生実は粗めに刻んだり、すりおろし、スライスしてお料理のアクセントにどうぞ。
ペペロンチーノなどのパスタや、きんぴらごぼうなどにも合います。
ユーリンチーやアヒージョに加えて料理してみました。
口に含むとすぐに辛さを感じる唐辛子と違い、実の中にある粒を噛むと辛みがふわっと広がり、爽やかな風味が鼻に抜けます。
生実の保存は冷蔵庫へ、保存袋に入れて冷凍すれば長期保存も可能です。
願寿農園さんのピィパーズの生実は「未来ぎのざ 宜野座村特産品加工直売センター」で販売されています。
お料理の味や香りを引き立てくれるピィパーズをぜひ味わってみてください。
願寿農園 Instagram @ganju_noen
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