皆さま、イチジクはお好きですか?
私は幼い頃から、祖父母の畑に大きなイチジクの木があったので、この季節のおやつはイチジクでした。今でも大好きです。
実は今も地元に帰省中で、今は母が実家の庭に植えているため、朝採れイチジクを堪能しています。
この時期、当たり前のように食べているイチジク、実はすごい果実なんです!
1万年以上前から栽培されており、日本には長崎に17世紀初めに伝わったイチジク。
さまざまな健康効果があり、世界中で研究が行われています。
旧約聖書でアダムとイブが食べた禁断の果実は、りんごではなくイチジクだったという説もあるとか。
日本では生食されることが多いのですが、海外では乾燥させた「ドライフィグ(イチジク)」が一般的で、栄養価はドライにすると一気に上がります。
例えばカリウムは約5倍にもなるんですよ!カルシウム、マグネシウム、鉄も豊富です。
消化酵素も多く、便通を整える効果があり、昔は腹薬と言われていたそうです。
イチジクの皮を剥いた時に出てくる白い液体は「フィシン」というタンパク質分解酵素。
ぜひ皮ごと食べることをお勧めします。
また、アミラーゼ(炭水化物を分解する酵素)、リパーゼ(脂肪を分解する酵素)も多く含まれています。
2019年アメリカの研究では、IBSの150人にドライイチジクを毎日4個食べてもらったところ、腹痛や便秘、膨満感が改善したと発表されています。
2016年の研究では、80人を対象に1日300gのイチジクペーストを8週間摂ってもらうと、便秘が大幅に改善したと報告しています。
さらにイチジクには「ルテオリン」というフラボノイドが含まれており、尿酸値の低下、痛風の予防、抗炎症作用、抗がん作用などがあると言われています。
これらはイチジクの持つ期待できる効果のほんの一部。
この時期、小腹が空いたらイチジクを食べましょう。
もちろんドライイチジクもお勧めですよ。
津波真澄 Instagram: https://www.instagram.com/masumitsuha/