みなさん、こんにちは!
ベジコラボへご訪問いただき、ありがとうございます。
野菜ソムリエプロの大友美幸です。
2月に入り、直売所などでは県産野菜が多くなってきました。
野菜ソムリエとして、また一人の料理人として、そして大の食いしん坊としては
かなりテンション上がる季節の到来です!!
今日は島野菜のひとつ「島ニンジン」をご紹介します。
島ニンジンは沖縄の方言で「チデークニ」。
これは黄色い大根を意味しています。
見た目は細長く薄い黄色をしており、香りにはセリ科独特のさわやかさがあります。
滋養食として古くから利用されていて、特に豚肉やレバーと一緒に炊いた汁物「チムシンジ」はポピュラーな食べ方で、家庭によって一緒に加える野菜や作り方も様々です。
亡くなった主人の祖母が大好きだった料理でもあります。
そして、チムシンジと並んでポピュラーな島ニンジンのお料理が、本日ご紹介する「チデークニイリチー」です。
チデークニ(島ニンジン)をイリチー(沖縄の方言で、炒め煮)した一品で、ニンジンがたくさんいただけます。
島ニンジンは美味しいけれど出回る期間が長くはないので、この時期せっせと作って、常備菜としても大活躍してくれています。
『チデークニイリチー』
材料は、島ニンジン・下茹でした三枚肉・青ネギ。
琉球料理としてだったら豚だしを使うところですが、我が家はカツオだしを使います。
家庭料理だし、三枚肉から豚の脂が出ますしね。
それで十分かな、と。
いろどりが綺麗になるので、普通のニンジンも少し加えています。
三枚肉をしっかり炒めてからニンジンを加えて炒め合わせ、だしを少量ずつ数回に分けて加えながら、しっかりニンジンに火が通るまで炒め煮します。
こうすることで味もしっかり染み込みます。
味付けは少しの塩で。
仕上げに青ネギを加えれば出来上がりです。
これまでにブログではいろいろな野菜を使った料理を紹介してきましたが、今年は琉球料理も取り入れていきたいと思っています。