野菜ソムリエプロ野原長乃の「島にんじんで作るわらび餅」

スーパーの店頭に中城村の島にんじんを見つけました。季節は冬に近づいてきているんですね。早速島にんじんを購入。

実家が商店をしていたこともあり旬の野菜が身近にありました。
父が農連市場で仕入れてきた野菜たちを並べるのが私の仕事でした。島にんじんを初めて見たとき、『黄色いごぼう』だと言っていたそうです。

子供の頃から身体の弱かった私のために、この時期母が作ってくれたチムシンジ(豚レバーと赤肉とニンニク葉などの野菜のスープ)に必ず入っていたのが島にんじん。
沖縄の方言でチデークニーです。
カロテンが豊富で滋養食として沖縄では古くから料理されてきました。
実はこれが苦手でなかなか食べられなかったです。
今回は子どもたちに食べてもらいたくて、わらび餅を作ってみました。

作り方です。
1.島にんじん100gをラップに包み、ご飯を炊くときにお米と一緒に炊く。電子レンジで蒸してもOK。
2.フードプロセッサーで軽く撹拌して水50ccを加えてさらに撹拌。
3.ボールに移し、わらび餅粉60g、てんさい糖80g、レモン汁小さじ1/2、水180ccを加え、ダマがなくなるまで混ぜ、濾し器で濾し、濾した後のジャムのような島にんじんは取って置く。
4.鍋に移し、中火で全体に透明感が出るまで練り混ぜる。
5.水で濡らした型に流し入れ表面を平らにして、氷水を張ったバットで冷やし固める。
6.型から外して好みの大きさに切り、③で取って置いた島にんじんのジャムをのせからめて食べる。

きな粉の代わりに島にんじんのジャムを使っているので大豆アレルギーをお持ちの方でも召し上がれます。
また島にんじんジャムを紅茶に入れて生姜を入れて飲むのもおすすめです。
パプリカやサヤインゲン、トマトも美味しいですよ。試してみてくださいね。

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