野菜ソムリエプロ&食物アレルギー対応食アドバイザーの野原長乃です。
昨年10月に訪問した久高島のクーガイモがdenenおきなわマルシェに入荷しました。
ヤマノイモ科ヤマノイモ属
和名 トゲドコロ
別名 ハリイモ、クーガイモ、クーカンム
別名のハリイモの通り、つたや根にトゲがあります。
古くから沖縄の一部の地域で栽培され大切に食されていました。
クーガとは沖縄の方言でタマゴを意味します。芋の大きさが「鶏卵」の大きさだからこのように呼ばれていたとのこと。
そのため「タマゴイモ」とも呼ばれることもあるそうです。
去年訪ねた久高島では昔から神事などでお供え物として扱われていて貢納品として貴重な食材だったとそうです。
クーガイモは希少な「島尻マージ」と呼ばれる特徴的な中性土壌で栽培されています。
限られた農家で栽培されていたため幻の琉球自然薯と呼ばれているそうです。
クーガイモには「ジオスゲニン」というホルモン調整、改善に使用されるDHEA(性ホルモン前駆体)と類似した化学構造で、クーガイモに特に多く含まれていると報告されているそうです。
ジオスゲニンはさまざまなホルモンの素原材料として不足するホルモンの生産を助けます。
久高島のクーガイモ農家さんのお話によると、沖縄では滋養強壮のある食材としてアンチエイジング、老化防止として伝えてられているそうです。
料理の写真はクーガイモを刻んでセロリの葉とピーマンの種と一緒にたまごを使用しないマヨネーズと発芽玄米味噌で和えて八重瀬町特産のピーマンに詰めて豆乳チーズをかけてオーブントースターで焼きました。
そのまま蒸し焼きにして塩胡椒で食しても美味しいです。
是非クーガイモお試しください。