今回ご紹介するのは「宇宙芋(そらいも)」。
何年か前からちょっとした話題になっている宇宙芋は、沖縄でも栽培されています。
東南アジアが原産と言われているヤマノイモ科の一種で、そのツルにできる大きなムカゴを指し、形が隕石のように見えることから「宇宙芋」と呼ばれているとか。
ちなみに英語ではエアーポテトです。
なんだか名前にロマンを感じませんか。(え?私だけ?)
それはさておき、この宇宙芋、大きさが尋常ではありません。
通常のムカゴは大豆程度の大きさですが、この宇宙芋はジャガイモくらいの大きさなのです。
500gくらいまで成長するものもあるというので驚きです。
もはやムカゴではなく芋そのもの、と言いたくなります。
表面はつるんとした、カカオのような黒っぽい焦茶色で、斑点も見られます。
3面が交わる角もあり、まさしく隕石のよう。
皮を薄く剥くと緑色の薄い層があり、果肉は黄色です。
皮ごと蒸すと、ほくほく食感が楽しめます。
なお、皮は硬いので剥いてくださいね。
シンプルに、オリーブオイルとニンニクでソテーにするのもおすすめです。
ヤマノイモ科だけあって粘りもあるため、すりおろしてお焼きやチヂミ、お好み焼きなどにも使えますが、あっという間に褐変するので、そこはご覚悟を。
栽培も難しくはないらしく、プランター栽培もできるようなのですが、この宇宙芋が鈴なりになっている姿を想像すると、少々勇気がいりそうです…
津波真澄 Instagram: https://www.instagram.com/accounts/edit/