こんにちは!
野菜ソムリエの照屋法子です。
新年、明けましておめでとうございます。
2022年の開幕!皆様にとって素晴らしい一年となりますように。
毎年、お正月は琉球料理を振る舞います。
叔父から金武町の田芋を頂いたので、「田芋でんがく」を作りました。
田芋はサトイモ科の多年草で、沖縄では「ターンム」と呼ばれ、水芋ともいいます。
主要産地は、宜野湾市大山と金武町です。
田芋は水田で栽培するので、どちらも水の豊富な地域です。
原産地は熱帯アジアで、東南アジア、インドにも分布しています。
田芋は蒸したものが市販されていますが、使う前にもう一度ゆでこぼしを行う事でアクやえぐみが取れます。
正月や生年祝いの席で使われる事が多く、手間はかかりますが沖縄の伝統行事に欠かせない食材です。
「田芋でんがく」の作り方はシンプルです。
田芋を柔らかく煮て、ねっとりするまでかき混ぜ、甘みをつけます。
仕上げに艶出しのみりんを少々、生姜の絞り汁を少々加え、、盛り付けて飾りにレモンの皮を飾り完成です。
余ったらパイ生地に包んで焼いたり、チーズケーキの中に入れてアレンジしています。
濃厚でねっとりとした食感がたまらなくとっても美味しい「田芋でんがく」。
小さな頃に祖母や母から教えてもらった琉球料理として、ずっと継承していきたいと思います。