12月22日は冬至。沖縄ではトゥンジーといいます。
日本の風習では、冬至の日には、ゆず湯に入ったり、かぼちゃを食べたりしますね。
南国沖縄は、冬至の頃から寒さが本格的になるので「トゥンジービーサー」という言葉があります。
そして沖縄にも、冬至に日に食べられ、冬の到来を告げる「トゥンジージューシー」があります。
米に豚肉や人参・干し椎茸などとこの時期に旬を迎える根菜や田芋を入れて炊き込むもので、各家庭で入れる具も色々です。
家族の健康と繁栄などを願い 冬の寒さを乗り切るために食べられています。
具に使った田芋は、水田で育てられ 12月から旬を迎える冬野菜です。
芋の部分は生での保存が難しいので、お店では蒸した状態で売られています。
水田の中で小芋を次々と増やすことから、子孫繁栄をもたらす縁起物として、お正月やお盆などの行事料理には欠かせないものです。
砂糖で煮た田芋でんがく(沖縄風きんとん)、ドゥルワカシー、田芋パイなど、そしてズイキ(芋茎)の部分もムジ汁などと色々あります。
食物繊維が豊富で、カリウム、カルシウム、鉄分、ビタミンAやCも含み、栄養豊富です。
独特な粘りや風味の旬の田芋を使って、冬至は田芋入りの「トゥンジージューシー」を食べて、寒い冬を乗り切りましょう。