野菜ソムリエプロ齋藤珠美の「沖縄ブルーの映える花~バタフライピー」

沖縄の海や空をイメージさせる青い花バタフライピー、
青い色合いが映える花で数年前よりSNSでもその魅力が注目されていますね。

沖縄の温暖な気候はバタフライピーに合って育てやすいと、
南城市を中心に県内でも栽培が盛んです。

左右に大きく開く花びらが蝶々の羽に似ている(バタフライ)マメ科の植物なので、
「Pea」(ピー)が名前の由来で、和名では「蝶豆 (チョウマメ)」といいます。

活用の仕方は、食べられる花エディブルフラワーとしてサラダの彩に、
生春巻きに入れると華やかな一品になりますよ。

また、花に湯を注ぐと青いお茶が楽しめます。
その抽出された青い色素アントシアニンは、
レモンやシークヮーサー果汁などの酸性の物を混ぜると紫色に。
視覚的変化を楽しめるのも魅力のひとつです。

青い液体と紫の液体をゼリーにして輪切りにしたスターフルーツを飾ると
夜空のような雰囲気に見えませんか!
着色料を使用せず青い色が表現できるのでこのようにお菓子づくりにも活用できます。

ひと昔前まで、青い食材というと食欲が出ないなどと色に対する偏見もありましたが、
今や青い食材はトレンド・ブームになるとも噂されています。
意外な食材の色は、見た目の驚きとともに新しい食の楽しみを広げてくれますね。

県内では商品開発を進める企業も多く、
沖縄県産のバタフライピーは新たな県産品として今注目を集めています!

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