こんにちは。野菜ソムリエプロの當間好乃です。
桃の節句も過ぎ、今は二十四節気でいう「啓蟄」。
土中で冬籠りしていた生き物たちが目覚める、という意味だそうです。
今回の私のおすすめは、毎年、共同でお取り寄せして頂いている広島のレモン。
昔ながらの有機栽培で大切に育てられたレモンの香りは、高貴で優しく鼻腔から脳天まで蝶が舞い上がるように抜けていきます。
レモンの主な成分は、言わずもがなクエン酸とビタミンCですね。
クエン酸は疲労回復、血行改善、消化促進などの効果が期待でき、またキレート作用によりカルシウムやその他のミネラルを効率よく摂取することができます。
ビタミンCは抗酸化作用を持ち皮膚や粘膜の健康維持などに役立ち、レモンの持つ酸味は塩味を引き立て減塩することも可能にします。
皮には抗酸化作用のあるポリフェノールやレモン特有の香り成分「リモネン」が多く含まれ、気分をリラックスさせる効果もあります。
国産のレモンを使うことでより安心安全に、無駄なく皮まで頂けます。
レモンに限らず、国産の農産物を利用することで、将来の私たちの暮らしを担保することにもなりますね。
今回は国産レモンが手に入った時には必ず何度も作る「米粉で作るレモンクッキー」をご紹介したいと思います。
フードプロセッサーがあると手早く簡単に作れますよ。
『米粉で作るレモンクッキー』
<材料 約4cm✖4cm 20枚分>
A製菓用米粉100g 、アーモンドプードル30g、砂糖40g
Bレモンの皮1個分(すりおろしておく)
Cバター60g(よく冷やして2cm角のサイコロ状にカットしておく)
Dレモンの搾り汁 1/2個分、豆乳または牛乳 大さじ1
<作り方>
① Aの材料をフードプロセッサーで3秒ほど攪拌し、続けてBを入れ2秒攪拌
② ①にCを入れ撹拌し全体が均一にサラサラになったら止める。
③ ②にDのレモン汁を入れ2秒攪拌し、その後豆乳または牛乳を入れさらに攪拌し生地がゴロッとまとまってきたら止める。ラップを広げた上に生地を移しラップの上から棒状に形を整えて冷蔵庫で4時間ほど冷やす。
④ ③を7mm幅にスライスし170℃に予熱したオーブンで20分焼き、網の上に取り出しよく冷ましたら出来上がり。
