沖縄の冬を代表する果物、タンカンが旬を迎えています。
1月中旬から出荷のピークを迎え2月上旬頃まで収穫されるタンカンは、ポンカンとネーブルオレンジの自然交配によって誕生したタンゴールの一種です。
JAおきなわによると、カメムシによる果実の落下や去年11月の北部豪雨による倒木などの被害を受けたものの、今年は収穫量が増える表年にあたり、去年と比べて80トンほど多いおよそ230トンの出荷量を見込んでいるとのこと。
風によって表面が枝に擦られすり傷等ができやすく、見た目が少しよくありませんが、果肉は柔らかくオレンジ系の濃厚な甘さとほどよい酸味が絶妙です。
皮は薄く少し硬めで剥きづらさがあるので、ナイフで皮に切り込みを入れてから手でむくか、くし切りのスマイルカットにするのがおすすめです。
また果肉をスライスして皮のカップに入れると華やかなフルーツプレートに仕上がります。
生産環境が厳しかった今季ですが、やんばるで育まれ甘くジューシーに仕上がった今年のタンカンが多くの方々に喜ばれますように。