野菜ソムリエ上級プロ堀基子の「秋から冬の嬉しい到来物」

ベジコラボOkinawaのメンバーブログへようこそ!
代表の野菜ソムリエ上級プロ堀基子です。
メンバーが3日おきにフレッシュな情報をお届けする、このメンバーブログを通じて、一人一人の得意分野や個性を知っていただけたらと存じます。

先日、それは見事な富有柿が届き、とても感動しました。
沖縄で暮らしていると、トロピカルフルーツや島野菜はふんだんに入手できる一方、ほとんど生産されていない野菜や果物もあり、旬の季節になると東京出身の私は懐かしく感じます。
そんな農産物の一つが柿なのです。

調べてみたら、沖縄県内でも栽培している方はいらっしゃるようですが、店頭に県産の柿が並んでいるのを見たことはありません。

亜熱帯の沖縄でも、10月になると夏の南風がミーニシ(新北風)と呼ばれる北東の季節風に代わり、11月に入れば朝夕は半袖では肌寒く感じるようになります。
その頃になると自然に柿が食べたくなってくるから不思議です。

実は私、11月にインフルエンザにかかり、そのウイルスがお腹に悪さをして腸炎を起こし、お粥とスポーツドリンクだけで数日を過ごす羽目になりました。
その回復期に、一番最初に食べたくなった果物が柿でした。

いつもなら柿はカリカリ硬め派なんですが、このときばかりは少し軟らかめに熟すのを待ち、冷やし過ぎず室温に近い状態でいただきましたが、その美味しかったこと!

甘がき100g当たりに含まれるビタミンCは70mgで、なんと温州みかんの2倍以上です。
発熱などで体内のビタミンCが消費され、身体が求めていたのかもしれませんね。

わが家では夫も柿はカリカリ硬め派なので、いただいた柿は冷蔵して毎日コンディションを確認し、ベストな硬さのものを選んで食卓に登場させています。

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
次回もまたどうぞお楽しみに!

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