現在、山口県に出張中です。
先月は九州でアケビを見つけてご紹介しましたが、今回はそのアケビ科の仲間「ムベ」との出合いがありました。
ムベは、日本の関東以西、本州、四国、九州、沖縄といった温暖な地域に自生しているそうです。
とはいえ、沖縄では見た記憶がありません。
山の奥に行けば出会えるのでしょうか…少し気になります。
名前の由来は日本書紀に登場する逸話だとか。
雄略天皇が「此の木の実は常世の実なり」と語ったことが由来で、ムベは永遠(むべなるかな)を象徴する植物となったそうです。
なんともロマンチックですよね。
ムベの果実は、アケビと同じように熟すと中のゼリー状の部分が食べられます。
ただし、種がたくさん詰まっているので、食べられる部分はほんのわずか。
それでも、品種改良されていないであろう素朴な味が、私のお気に入りポイントです。
さらに、ムベにはさまざまな健康効果も期待できるそう。
抗炎症や抗疲労作用、更年期症状の改善、抗糖尿病効果など、研究によってその効能が示されています。
自然が生み出す力に驚かされますね!
山口の自然を満喫しながら、普段見かけない農作物にワクワクしています。
次の目的地ではどんな出合いがあるのか、楽しみです。
津波真澄 Instagram: https://www.instagram.com/masumitsuha/