野菜ソムリエプロ齋藤珠美の「パイナップルを涼しげに楽しむ」

強い日差しが照りつけ本格的な夏が始まると、冷えたフルーツや涼しげなスイーツで喉を潤したくなりますね。

沖縄本島では旬真っ只中のパイナップル。
桃のような甘い香りがするピーチパインと、房ごとちぎって食べられるスナックパインをカッティング技でおもてなしデザートにしてみました。

パイナップルの皮を器の代わりにし、1人分ずつ盛りつけました。
果肉の厚みを均一にカットするのがきれいに仕上げるポイントです。

白っぽい果肉のピーチパインは柔らかくてジューシー。
濃い黄色の果肉のスナックパインは、一般のパイナップルに比べ糖度が高く、酸味も少ないため食べやすいです。
どちらも芯まで柔らかいため無駄なく食べられます。

また、パイナップルはたんぱく質を分解する酵素をもっているため、生のパイナップルを使ってゼラチンでゼリーを作ると、凝固力がゆるくなり固まりません。

この場合、海藻などから抽出した凝固剤のアガーを使うと固まります。
アガーで作ったゼリーは透明感が美しく仕上がるので、フルーツなど素材の色を活かしたゼリーに使うのがおすすめです。

ぷるっと柔らかく溶けていく喉越しのよいゼリーは、暑い日に嬉しいデザート。
フレッシュなフルーツと合わせてどうぞ。

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