沖縄では、2月下旬から4月下旬(旧暦2月、3月)を方言で「うりずん」と呼びます。
「うり(潤う)ずん(水が土に染みる)」や「潤い初め」を表すそうです。
うりずん豆の由来には、その「うりずん」が使われていて諸説あります。
新緑が広がり爽やかな南風が吹く頃の季節が、茹でた四角豆の淡い緑色に似ていることからという説と、うりずんの時期から栽培が始まるとの説があり、実際の収穫の最盛期は9月から10月で、11月まで収穫が続きます。
栄養価は、カロテンやビタミンC・ビタミンKなどが含まれていて生活習慣病予防に役立つ成分が豊富です。
天ぷらにしたり、炒めたり、茹でて白和やサラダにと調理法もいろいろあります。
切った断面が四角に見え羽のようなひだがついてとてもユニークな形をしています。
そのユニークな形を生かし、秋の食材のさつま芋と炊き込みご飯にしてみました。
うりずん豆は、一緒に炊き込んでしまうと色が悪くなるので別で茹でて仕上げに混ぜます。
旬が過ぎると調理するとくすんだ色になることがあるので 旬の今 緑の鮮やかさとコリコリとした食感を楽しんで欲しいと思います。