野菜ソムリエ上級プロ堀基子の「白雪姫のりんご⁉ サワールージュ後編」

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代表の野菜ソムリエ上級プロ堀基子です。
メンバーが3日おきにフレッシュな情報をお届けする、このメンバーブログを通じて、一人一人の得意分野や個性を知っていただけたらと存じます。

前回に続き今回も、白雪姫の絵本に登場するりんごのような、真っ赤でシャキッと酸っぱいサワールージュのお話です。

青果(聖火)リレー第9弾「私のイチオシ果実(または農産物)」に参加させていただいたご縁で、菊池秀喜先生に「JRフルーツパーク仙台あらはま」から特別に送っていただいた、宮城県初のオリジナルりんご「サワールージュ」。
その名の通り、紅玉のような鮮烈な酸味、白雪姫の絵本に登場するりんごのように真っ赤でつややかな姿が特徴です。

研究所時代にはその育成に関わり、現在も栽培を手がけ、誰よりもサワールージュを知る菊池先生のイチ推しはタルトタタン!
使用するりんごの果肉の重量の18%の砂糖を加えてアップルパイのフィリングを作るのもオススメとのこと。
それはぜひ試してみなくては!と、いざキッチンへ。

まずはタルトタタンに挑戦!
サワールージュの皮をむき、芯を取り除き、くし形に切り、フライパンでキャラメリゼします。
キッチンに甘く香ばしい匂いが立ち込めて、すでにこの段階でダイエットの5文字が脳内から消去されますね。
私が持っているケーキ型キッチンは底抜け型なので、オーブンペーパーを敷き詰めてから、キャラメリゼしたサワールージュを放射状に並べ、さらに2層目、3層目と重ね、型の端まで隙間なく詰まるようにマッシャーで押し込み、パイ生地をのせてオーブンへ。
さらなる誘惑の香りにワクワクしながら待つことしばし。
美味しそうに焼き上がったパイ生地を横目で見ながら、粗熱が取れるのを待ち、冷蔵庫で冷やします。
焦らしに焦らされ、待ちに待ったタルトタタンに、アイスクリームを添えて、いよいよ念願の実食!
サワールージュならではの酸味が、濃厚なキャラメリゼの甘味を引き締めながら際立たせ、それはもう夢のようなの美味しさです!!
自画自賛で本当に恐縮ですが、お菓子作りは素人の私が作ってこの美味しさなら、プロが手掛けたらどんな逸品になるのでしょうか。
一日でも早くサワールージュが日本中で楽しめる日が来るよう、心から願っております。

さて、お次は定番のアップルパイです。
菊池先生のオススメ通りに18%の砂糖を加えて作ったフィリングは、甘さと酸味が絶妙なバランス!
サワールージュならではの酸味が甘味を引き立てつつ、さわやかな酸味が全体を引き締めて、これがまた至福の糖酸比!
さすがサワールージュを知り尽くした菊池先生のレシピです。
ちょっとのつもりで味見をしたら、ついつい手が止まらず、パイの中身がギリギリになるというアクシデントも(笑)
味わいといい、色合いといい、これぞ黄金のアップルフィリング!!
出来上がったアップルパイは……おかげ様で自分史上ベスト・オブ・ベストの美味しさでした。

タルトタタンを冷やし、アップルパイの焼き上がりを待つ間に、作ってみたのがサワールージュの皮のジャムです。
むいた皮がもったいなくて、舌ざわりをよくするために水を少々加えてミキサーにかけ、砂糖を加えてコトコト煮詰めるだけ。
真っ赤な皮のみを使ったので、見事なまでに美しい赤い色に仕上がりました。
グラノーラを添えた朝食のプレーンヨーグルトに、ちょっとひと匙。
え、日の丸弁当みたい!?
じゃ、朝から元気をもらえる日の丸モーニングヨーグルトということで。

さらに、タルトタタンとアップルパイで残ったパイ生地を使って、お手軽なパイも作ってみました。
サワールージュは皮つきのまま薄くスライスし、レモン果汁と砂糖とバターをまぶして電子レンジでしんなりするまで加熱します。
細長いリボン状にしたパイ生地に、加熱したりんごスライスを並べ、端からクルクル巻くと、ほらバラの花に!
あとはオーブンで焼くだけです。
タルトタタンやアップルパイほど重くないし、サワールージュの酸味が爽やかなので、あっさりサックリと何個でも食べらます。
花の芯の部分にカスタードクリームを詰めたら、もっと美味しくなるかな?
お子さんと一緒に作っても楽しそうです。

お気軽に作れるりんごのおやつといえば、焼きりんご!
サワールージュの底を残すように芯をくり抜き、砂糖、バター、シナモンを詰めて、オーブンで焼くだけ。
思ったよりも火の通りが早く、トロトロの仕上がりに。
焼き立てにバニラアイスクリームを添えて、アツアツをいただきます。
とろける舌ざわりのサワールージュの甘味と酸味が醸し出す味わいに、バニラアイスクリームのまろやかさが加わって、これぞ絶品スイーツ!
この酸味と甘さのハーモニーは、サワールージュや紅玉でないと味わえない、品種限定の美味しさですね。
アイスクリームが溶けないうちにと急かされる間もなく完食してしまいました。

また、タルトタタンのキャラメリゼがあまりにも美味しくて、なんちゃってタルトタタン風パンケーキも。
パンケーキの片面を焼いている間に、上の面にキャラメリゼしておいたサワールージュを並べておきます。
そのままエイヤッと裏返して焼けば、ほらもうできあがり!
タルトタタンよりも手軽に作れるのが魅力です。
お好みでバニラアイスクリームや生クリームを添えれば、美味しさマシマシです。

さらに番外編として作ってみたのが、サワールージュのりんごチップスです。
サワールージュを皮ごと薄くスライスし、芯をくり抜き、大皿に並べてしんなりする程度に電子レンジ加熱してから、150℃のオーブンへ。
焦げないように様子を見ながら、パリッとするまで焼き上げます。
加熱することで水分が減り、サワールージュならではの酸味が効いたチップスに。
自然な味わいが魅力ですが、酸味が苦手な方は、酸味が控えめな品種でお試しくださいね。

という訳で、サワールージュで計10品、とことん満喫させていただきました。
菊池先生、本当にありがとうございました。
紅玉よりも一足早く旬の味を楽しめ、見ているだけでもワクワクする愛らしいサワールージュが、もっともっと身近になるよう、熱烈な新米ファンの一人として、これからも応援させていただきます!

最後に、今回、菊池先生とのご縁のきっかけとなった「青果(聖火)リレー」ですが、現在、第10弾「イチオシ秋野菜(または秋の果実)」が進行中です。
この「青果(聖火)リレー」は、野菜ソムリエコミュニティさいたま前代表の渡辺実さんが提唱・企画して2020年から始まり、毎回のテーマのもと、全国のネットワークでつながった野菜ソムリエやその関係者がリレー方式で執筆をバトンタッチしていく、いわば野菜・果物のSNSリレーです。
私もまもなく「青果(聖火)リレー第10弾」の第9走者として執筆させていただきます。
私が今回、取り上げるのは……沖縄が誇るアレです!
ぜひ「青果(聖火)リレー第10弾」で検索してみてくださいね!

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
次回もまたどうぞお楽しみに!

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