沖縄で猛威を振るい、大きな傷跡を残していった台風6号が、ようやく過ぎ去りました。
被害に遭われた方々にはこころよりお見舞い申し上げます。
どうぞお身体にもくれぐれもお気をつけ下さい。
今回は夏の災害時、非常時にお勧めしたい『はりはり漬け』をご紹介したいと思います。
火を使わず簡単に作り置きできるので、我が家ではみんなが大好きな定番メニューでもあります。
『はりはり漬け』は保存性の高い乾物の切り干し大根や切り昆布、胡麻などを使います。
切り干し大根や切り昆布などの乾物はビタミンB群をはじめ、グルタミン酸やアスパラギン酸などが濃縮され食材本来の旨みが増します。
またこれらに生の人参を足すことでビタミンCやβカロテンを補い、調味液にお酢を使うことで更に効率よく栄養をとることができます。
火を使いませんので、締め切った部屋を更に蒸し暑くすることもありませんし、生姜のすりおろしを入れることで身体の熱も程よく下げてくれる効果も期待できます。
伝統的な乾物は自然の恵みを受けた便利な食材。
先人の知恵と食文化に感謝です。
非常時を意識した日常の食事も日頃から積極的に取り入れていきたいですね。
我が家の楽チン簡単!「はりはり漬け」をご紹介します。
じゃこを入れたり、胡麻油を足したりとアレンジはお好みで!
適度な酸味、歯応えのある食感がクセになりますよ。
常備菜として冷蔵庫で保存すれば2、3日は美味しくいただけます。
『はりはり漬け』
<材料 4~5人分>
・切り干し大根 30g ・切り昆布 5g ・人参 1/2本(約40g)・炒りごま 大さじ2
(調味液)
・リンゴ酢 大さじ3 ・醤油 大さじ1.5 ・オリゴ糖(砂糖大さじ1またはハチミツ小さじ1で代用できます)大さじ1 ・白だし 大さじ1/2 ・生姜(すりおろし) 小さじ1
<作り方>
1.切り干し大根と切り昆布はそれぞれ水で15分ほど戻し、切り干し大根は手で硬くしぼり、切り昆布は水を切り、食べやすい大きさに切る。人参は皮を剥き細切りにする。
2.調味液の材料を全て混ぜる。
3.1と2をよく混ぜ合わせ、最後に炒りごまを振り入れ、まんべんなく混ぜ合わせたら出来上がり。10分ほどおくとより味が馴染み美味しくいただけます。