みなさん、こんにちは！
ベジコラボへご訪問いただき、ありがとうございます。
野菜ソムリエプロの大友美幸です。

今月より、自宅での料理教室Mother’sKitchenでは「台湾ごはんコース」が始まっています。
沖縄の夏野菜と台湾の食材は共通点が多く、台湾の薬膳的な考え方を取り入れた食べ方は、同じく暑い沖縄でもとても理に適っている食べ方だと思います。

本日は今月の人気メニューをご紹介します。
「百香果冬瓜」といって、冬瓜のパッションフルーツ漬けです。

冬瓜の皮側の固い部分を切ってからさっと茹で、煮詰めたパッションフルーツと和えます。
冷蔵庫に入れて味を馴染ませれば完成の、手軽なおかずです。

砂糖を少量加えていることと、パッションフルーツの酸味や香りも相まって、レッスンでは「デザートみたい」という感想もありました。

この料理を作ると、冬瓜の中心に近い柔らかい部分が残りますので、その部分はスープの具材としていただきます。

冬瓜は島野菜のひとつで「シブイ」と呼ばれ、沖縄でもおなじみの野菜です。
シブイ（冬瓜）は冬まで保存のきく瓜という意味の夏野菜で、水分が多く低カロリー。
淡白な味でさっぱりしているので、ンブシー（味噌煮）やソーキ汁等の煮込むタイプの料理によく使われますが、暑いとあっさりした味に仕上げたいので、我が家は出汁に塩を少し加えて冬瓜を煮る「冬瓜の煮びたし」が夏の定番おかずです。
たたいた梅干しやおかかを添えても美味しいです。

家族が少ないと食べるのが大変だけれど、丸ごとの大きい冬瓜が美味しいと思うので、大きい冬瓜を買ってきた後はしばらく冬瓜料理が続きます。

カットしてからジップバックに入れて冷凍保存も可能ですので、ヘルシー野菜の冬瓜、ぜひ召し上がってくださいね。