野菜ソムリエプロ齋藤珠美の「まるで焼き芋!?ほっくり食感フルーツ!カニステル」

黄金色したしずく型のフルーツ、カニステルが旬を迎えています。

南米北部が原産地の南国フルーツですが、ジューシーな果実とはかけ離れた食べ物に例えられる、ちょっと不思議な食感と味わいのフルーツです。

濃いオレンジ色の果肉は、酸味はなく焼き芋や蒸したカボチャのような食感と、とても甘い味を楽しむことができ、完熟状態を少しおくと発酵食品のような風味にも変化します。

カニステルは追熟が必要なフルーツで、完熟までには常温で1週間から3週間近く要することもあります。
その完熟の見極めは!
「果皮が黄色から濃いオレンジ色に変わる」
「手に持った時に柔らかさを感じる」
「表面にしわができる」 
また、「皮に亀裂が入る」こともあるので、それも完熟の目安になります。

食べる時は、中に大きな種が入っているので、アボカドのように縦に切るとよいでしょう。

皮のすぐ近くまで食べられ、果肉をスプーンですくって食べる他、ペースト状にしやすいのでお菓子作りにも活用できます。
鮮やかなオレンジ色の果肉を活かして、カニステルのチョコレートマフィンを作ってみました。

また、ペースト状の果肉をバニラアイスクリームに混ぜても美味しくいただけますよ。
容器にバニラアイスクリームとカニステルのペーストを入れてざっくり混ぜ、再度冷凍し固めるだけです。

未熟状態では常温で追熟させ、完熟したら冷蔵、またはペーストにして冷凍保存も可能です。

フルーツなのにほっくり食感が楽しめるカニステルをぜひお試しください。

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