野菜ソムリエプロ齋藤珠美の「アテモヤの食べ頃は追熟してから!」

12月から3月頃に旬を迎えるアテモヤは、チェリモヤとバンレイシを掛け合わせて誕生した熱帯フルーツです。
沖縄県内では恩納村が2012年に拠点産地に認定されており、栽培がとても盛んです。

その特徴はなんといっても20~25度もある糖度!
マンゴーをはるかに上回る甘さで、乳白色の果肉とクリーミーな果汁は森のアイスクリームと呼ばれるほど。
種が多いので、選ぶ時は食べる部分が多い大きい果実がおすすめです。

アテモヤは追熟が必要な果物ですが、その食べ頃がちょっとわかりにくいという方いませんか?
追熟の見極めは主に2つあります。
優しく手に持った時に感じる 「全体的な柔らかさ」。 
鮮やかな緑色から変化する 「少し黒っぽさが出た見た目」。 

20~22度の室内で7日間ほど経過するとこのように変化しました。
常温保存で上手に追熟させて、食べる前に軽く冷やすのがベスト。

食べ方は、縦半分に切りスプーンですくうか、皮をむきひと口サイズに食べやすくカットしてもいいですね。
さらにレモン果汁を少しかけると、爽やかな酸味が加わり、強い甘味からすっきりとした甘さになりますよ。
種の周りはくにゅっとした食感がありますが、なめらかな果肉はミルキーな洋梨にライチの風味が加わった甘味でしょうか。

柿にパイナップルを合わせたような、またマンゴーや梨に近い風味を感じる!などと、味の感じ方もさまざま。
みなさんはどんな味に感じるでしょうか?
沖縄の冬のフルーツ「アテモヤ」美味しいタイミングを見極めてぜひどうぞ。

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