野菜ソムリエ上級プロ津波真澄の「アロエベラの刺身〜梅酢風味」

沖縄のファーマーズマーケットなどで見かける、巨大なアロエベラ。
アロエベラはアフリカ、アラビア、地中海地方が原産地だと言われています。
アロエベラの “ベラ” はラテン語で「真実の」「本当の」という意味。
つまりアロエベラは「真実のアロエ」なのですね。

マケドニアの王・アレキサンダー大王はギリシャの哲学者アリストテレスの助言により、兵士の傷の治療や健康維持のために、アロエベラを栽培させていたとか。
太古の時代から、利用されていたのですね。

さて、このアロエベラ、ヨーグルトなどにも入っているので、親しみがあると思うのですが、その期待できる効果が素晴らしいのです。
アロエベラは難消化性の食物繊維を含み、腸内の善玉菌のエサとなるなどして、腸内環境のバランスを整えると言われています。
さらに近年の研究により、一緒に摂取した栄養素や栄養成分の働きを助けることもわかっています。

いいこと尽くしのアロエベラを食べない手はありません。私も早速買ってきました。今回のアロエベラは、長さ60センチ、最大幅15センチ、厚さ2センチの立派なもの。
両側の棘を切り取り、皮を剥き、ぷるぷるの身を削ぎ切りすれば、アロエベラのお刺身のできあがり。苦味はほとんどありませんが、気になる方はさっと茹でても。
そして、魚介のお刺身同様、醤油とワサビで食べるのもおいしいのですが、今回は梅酢にしばらく漬けてみました。
その爽やかな酸味が、ご飯のお供にぴったりです。

アロエベラを見かけたら、ぜひ試してみてくださいね。

津波真澄 Instagram: https://www.instagram.com/masumitsuha/

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