野菜ソムリエプロ當間好乃の「沖縄産の島にんにく」

新年度に入り、新入学、新入社される方々皆様の幸先良いスタートと健康を願います。

ところで皆様は沖縄産の「島にんにく」はご存知ですか?
葉ニンニクは沖縄県の島野菜(伝統的農産物28品目)に指定されていて、古くから冬場の野菜としてチムシンジや肉料理と一緒に使われるお野菜です。

ニンニクと言えば、青森県産のニンニクは有名ですね。
今ではヨーロッパ産のニンニクもはるばる空を超えてやってきます。
ニンニクは寒いところでできるイメージが強いかと思われますが、沖縄に限らず、温暖地でもその気候に適した品種が栽培されています。

「島にんにく」はその南方系のニンニクで、小粒ですが香りや辛味が強くパンチがあるのが特徴です。
また、見た目にも写真で見てわかるように通常のニンニクが6個ほどの鱗片であるのに対し、「島にんにく」は15~20片ほどの小さな鱗片が集まってできており、外側の皮の部分はうっすらと赤紫色を帯びていて綺麗です。

収穫期は3月中旬〜4月下旬まで短く希少な品種ですが、今まさに旬を迎えています。
この時期の「島にんにく」は爽やかさを感じるほど瑞々しいですので、チャンプルーからパスタや、アヒージョ、また少量を生でスパイスとして利用するのも私はお勧めします。
たくさん手に入るようであれば自家製の黒ニンニクも美味しいですのでチャレンジしてみても良いと思いますよ。

ニンニクは硫化アリルの一種「アリシン」を多く含みビタミンB1の吸収を高め疲労回復に役立ちますが、ニンニクにはそのビタミンB1も含まれているためその即効性も期待できます。
他にも血液サラサラ効果や動脈硬化予防も期待でき、さらには殺菌、抗菌作用も強いのですが、その分摂り過ぎると粘膜に作用して、口内炎や腹痛、下痢などを引き起こす可能性もありますので摂取する分量には、ぜひ気を付けていただきたいです。
摂取量の目安は個人差もあり、はっきりとした数は言えませんが、生なら一日1片(5~7g)まで、加熱調理したものなら1日3~4片程度とするものが多いですので、参考にして頂き、賢く摂取して健康維持に役立てていきたいですね。

沖縄では彼岸も過ぎ、晴明の節気を迎え蒸し暑くなって参りました。
こんな時に私がお勧めしたいのが、トマトとキュウリのガスパチョです。
スパイスとして島ニンニク(小1片)と香りの良いオリーブオイルを使うと、最高に美味しく、心も身体もリフレッシュできますよ。
よろしければお試し下さい。
今日は北海道の十勝天然酵母を使ってプチフランスと全粒粉とクランベリーのパンを焼いたので、これから一人のんびりお楽しみタイムです。

「お気軽!ガスパチョ」

・分量(2人分)
トマト200~250g、キュウリ1/2本、島ニンニク 小1片、オリーブオイル 小さじ1、シークヮーサー果汁 小さじ1(レモン果汁、ワインビネガーでも良い)、塩・胡椒 適宜

・作り方
分量を全てミキサーに入れ、滑らかになるまで撹拌し、塩・胡椒で味を整え器に盛り、パセリのみじん切りなどを添えて出来上がり。
冷蔵庫で1時間程度冷やして頂くと、さらに美味しくなります。

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