野菜ソムリエプロ野原長乃の「うりずん豆のフライ風」

こんにちは。
野菜ソムリエプロ&アレルギー対応食アドバイザーの野原長乃です。
まだまだ暑い日が続きますが、毎日の食事作りに少しでもお役に立てればと思います。

今回はウリズンといわれるマメ科のシカクマメをご紹介します。
7月後半からファーマーズマーケットに並び始めます。
さやの断面が四角いことからシカクマメと名付けられました。

沖縄では新緑の季節を「うりずん」といい、この新緑の色に近いことから「うりずん豆」と名付けられました。
沖縄伝統的農産物(島野菜)のひとつです。
旬は7月〜11月で、沖縄の夏の野菜不足を補うために1980年代に旧農林水産省熱帯農業研修センターによって研究され奨励された野菜で、少し硬めで歯ごたえがあり、少し苦みがあり、茹でて、炒めて、揚げて、煮てと、いろいろな料理に使えます。
まだ若いさやで、ひだが黒ずんでいないものがおすすめです。
茹ですぎると茶色く変色するので硬めに茹でて、調理に利用しますが、今回は50℃洗いして、食感と色を味わっていただきたいと思います。

今日ご紹介するこのレシピは、お盆の重箱に入れる魚の天ぷらの代替えと、小麦、卵を使用せずフライ風にして重箱に詰めたら、親戚に評判がよかったのでご紹介させていただきました。

【うりずん豆のフライ風】
●材料
ウリズン豆1袋(10本~12本)
調味料
  小麦不使用のしょうゆ麹(またはしょうゆ) 小さじ2
  野菜だし(又は使用可能な出汁) 小さじ1 
片栗粉 大さじ2~3
にんにく(みじん切り) 小さじ1
米油またはオリーブオイル 大さじ1

●作り方
1.50℃洗いした後、水気を拭き取り、すじを取り、斜めに半分または3等分にします。
2.食品用のビニール袋に①を入れて調味料を加え、振り振りして浸み込ませます。
3.②に片栗粉を半分(大さじ1~11/2)入れ振り混ぜ、残りの片栗粉を加えて振り混ぜます。
4.フライパンににんにくのみじん切り、米油を入れ、弱火にかけます。
5.にんにくの香りがしてきたら➂を入れて弱火で均等に色づくように焼いていきます。
6.ほんのり焼き色がついてきたら出来上がりです。焼き過ぎに注意してください。

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